美術科<2年制>

洋画コース / Oil Painting

卒業生インタビュー

アプリ開発をしていますが、基本的には絵描きです!

北村 真二

洋画コース

今の仕事
もともと、マンガ家志望だったんです。奈良芸卒業後は東京でマンガ家アシスタントのバイトをしていたこともあります。ただ収入面が厳しくて結局マンガ家は断念しました。その後大手のゲーム会社に就職しました。当時はファミコン全盛時代、芸大卒ということでデザインの仕事を手がけていました。そのうち担当がデザインから企画に変わり、iPhoneアプリのプログラミングに関わるようになったんです。現在は独立し『STUDIO SHIN』という名前で、オリジナルゲームアプリをつくる以外にもゲーム会社からの受託でアプリ開発をしています。自作アプリでは「将棋盤」「DotTouch」「Rabbit Maze」など10本をつくり、AppStoreで販売しています。また2012年4月にiOSアプリ開発の解説本「Xcode4完全攻略」を出版しました。
アプリ開発のスキルは就職に有利
この仕事の魅力は、マーケットが全世界ということです。Appleの審査を通過すれば世界中の人がダウンロードしてくれます。当然世界で売るには英語環境が必要になってきますので、私は出来るだけ文字を少なくする手法でやっています。もちろん自分の手に負えないところは、人に翻訳を頼むこともあります。公開後はユーザーレビューも気になりますね。荒れないように気を配っています。
これからはアプリ開発のスキルを身につけておけば就職に絶対有利だと思います。iOSアプリの開発は敷居が低くて個人でも簡単につくれます。つくり方としてはまずは思いつき、あまり考え込まずにサクッと構想を練ることです。つぎにデザインとユーザーインターフェースが大切です。アイコンのデザインでダウンロードしてくれるかどうか決まります。『面白そう』と思わせるデザインと使いかっての良いユーザーインターフェースが重要になってきます。
学生時代、橿木荘には良く遊びに行っていました
奈良芸の思い出といえば、友人との出会いですね。仲の良かった同級生が橿木荘にいたので、学校が終わってからよく行っていました。今もあるんですか(笑) みんなでそこに集まって遊んでいたのが懐かしいです。同級生たちとは今も仲が良くて年1回同窓会をしています。妻も同級生です。
学生たちへ
私は高校時代数学が大嫌いで、プログラミングなんか絶対無理だと思っていました。でも好奇心を持って取り組むとできるようになりました。引っ込み思案はだめです。まずは行動してみることです。いろんなところに顔をだしてネットワークを広げてください。一歩前に進んで自己主張してください。無駄だと思っていたこともきっと何か結果が残ると思います。(京都出身)

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