美術科<2年制>

洋画コース/ Oil Painting

小森隼人

なによりも描くことが好きだから

小森 隼人さん

洋画コース
専攻科2回生

スペイン研修旅行
スペインで一番の印象は、人が皆気さくだったこと。プリエゴ滞在中、僕がスケッチしていたところ、カメラ撮影しているおじさんに声をかけられ、お宅を訪問。お酒をご馳走になっちゃいました。もちろん僕はスペイン語が話せないので、雰囲気とゼスチャーでなんとなく通じ合ったという感じなんですが、優しくて親切にしていただきました。それにスペインの女性が美しかったことですね。皆モデルみたいに見えましたよ(笑)。マドリードコンプルテンセ大学の学生たちも僕たちよりずっと大人びて見えました。
プラド美術館では、ゴヤの絵画に感動しましたね。特に晩年の黒い絵は強烈な印象で興味深く、描いた当時のゴヤの心境を想像しながら鑑賞しました。やはり本物を見ると迫力がありました。約半月間の滞在だったのですが、スペインの素晴らしい文化に触れることが出来て感動の日々でした。機会があればまた訪れて見たいです。
洋画をするきっかけは?
もともと絵は好きでしたね。高校生の時、社会の教科書で見たレンブラントの『夜警』の絵、すごい絵を描く人もいるものだと憧れていました。高校3年生後半になって、いよいよ自分の進路を決めないといけないと思った時、『よし、絵をやろう』と思い立ったのです。僕は何事も決めるのが遅くて、本当はもっと早い時点で進学を決めないといけないんですが(笑)。先生に相談してこの大学に決めました。
絵を描いていて、難しいと感じることは絵画が精神と技術が複雑に絡み合っていることです。風景を描いていても、ただ見たものをそのまま描くのではなく、何かを省き、何かを強調して画面に精神を参入させます。精神だけが先走って技術がついていかないこともあり、どう見せればいいのかすごく悩んでしまいます。
『強いモノ』を描く
モチーフ探しに苦労します。どちらかというと描き始めはあまり好きでありません。でも描き込んでいくとだんだんテンションが上がっていって楽しくなってきます。最近のテーマは「強いモノ」を描くこと。強いモノといっても外見だけでなく、内面の強さが滲み出ているもの例えば「仏の手」のようなもの、ゆるぎないもの、エネルギーを感じるものを描きたいと思っています。大学生活4年目ですが、制作時間がたっぷりとれるのでひたすら描きまくっています。充実していますよ。
大和高田市の壁画制作
僕が下絵を描いたのですが、キャンパス内で描くのではなく商店街の人通りに囲まれて描いていたので、いい意味緊張しました。登場人物30名は近くの商店主らをモデルにしたので「もっとうまく描いて欲しい。男前にしてくれ」なんて要望もあって楽しかったです。ずっと残るものなので学生時代の良い思い出になりました。
将来の夢
教師が理想です。僕はさっきも話したように決めるのが遅いタイプ、もう少しじっくり考えたいと思っています。大学院入学も考えていますが、学費もかかるので一旦社会に出てお金を稼いでから考えようかとも。とにかくまだまだ絵は未熟です。描き続けたいですね。(島根県出身)

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