広報室ブログ
もっと奈良芸!
2023.06.27
筆ができるまで
- 広報室ブログ
日本画コースの学生や先生も興味津々!!
筆の材料や試し書きもみんなでまじまじと体感しました。
株式会社宮内不朽堂の筆匠 樋口さんにお越しいただいたこの日、日本画で使う筆の実演を見せていただきました。
大きなキャリーケースの中からたくさんの筆や道具が次から次へと机の上に並びます。
学生は、動物の毛を見て触っています。
毛質は、時期、動物、オス・メス、骨のある場所・ない場所、などで違いがあります。
先生も加わり、みんなで樋口さんに質問詰め!!
試し書きもさせていただきました。
実演では、匠の技を見て「わぁ〜、すごーぃ!!」
簡単そうに見えるのは経験と知識があってのこと! 学生も先生も手の動きに釘付けです。
動物の毛はもとより、筆を作る道具も今では手に入りにくいものもあるそうです。
制作環境を整えることの一つに道具を大切にすることがあります。
道具は、第二の手です。
作り手と使う人のつながりも大切にしたいです。
樋口さま、たくさんのお話と貴重な技術を見せていただき、本当にありがとうございました。