美術科<2年制>

デザインコース / Design

卒業生インタビュー

ステーショナリーのシリーズ商品を企画

宮本 智子

デザインコース

現在の仕事は?
グリーティングカード、カレンダー、スケジュール帳、フォトアルバムなどステーショナリーの“もんシリーズ”をデザインしています。ほんわかとした絵柄と言葉、金色の箔の浮だし加工が特徴です。「絵柄がかわいくて癒されます」「言葉に勇気をもらいました」「かわいいイラストに励まされています」と、購入者から反響をいただいています。
奈良芸卒業後に(株)クローズピンという紙製品、雑貨等の企画・制作会社に入社しました。仕事の最初は雑用でしたが、そのうち商品企画をまかされ私のオリジナル“もんシリーズ”を立ち上げました。しかし結婚を機に退職し独立、現在は㈱クローズピンと契約し“もんシリーズ”を続けています。「もん」は私のニックネームです。小さな頃から「もんちゃん」と呼ばれていたので、皆さんに親しみを持って欲しくシリーズ名にしました。
やりたいことが少し見えてきた学生時代
子供の頃から絵を描くことが好きで、将来はそんな仕事に就くのが夢でした。ただ漠然 としていて具体的に何をやりたいというのはありませんでした。
奈良芸入学は高校の1年先輩がおられて先生に勧められたからです。高校時代は洋画を描いていたのですが、未経験のデザイン分野を選択し受験しました。
学生時代は自由で開放感のある2年間でしたが、勉強面では課題が多くて厳しかったですね。毎日課題、毎日提出という調子で徹夜もありました。でも社会に出れば提出期限は当たり前、もっと厳しく要求されます。「限られた時間で何かをつくる」という経験はとても良かったと思っています。そんな中で楽しかった授業は、キャラクターグッズやお菓子のPOP広告、パッケージをデザインしたことです。いつか自分のデザインした商品を世の中に出したいと思いました。
後輩たちへアドバイス
この仕事は、学校で学んでいなくても出来る仕事です。でも基礎をきちんと勉強してい る人としていない人とでは違います。現場で仕事をしていればわかります。課題でしんどいと思っていても最後まで頑張ってやり遂げて欲しいと思います。ささいなことでもやっていると後できっと役に立つはず。もし全く違うジャンルで働くことになっても、勉強し て吸収したコトは身になって、いずれきっと役立つと思います。(島根県出身)

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