広報室ブログ

もっと奈良芸!

文字文化論の課外授業『古梅園』

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卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

戸惑いと不安がいっぱいの一年でしたね。思う通りにいかないことも多かったと思います。

マスク生活が当たり前になり、人との関係にも影響しています。表情が分からない、会えない・・。だけど相手の心が見えない分、自分と向き合い考える事、相手を思いやることも出来るかもしれません。

頑張りすぎず、誰かと競うためのモノづくりではない自分の信じたモノづくりができることを願います。

“アフターコロナ” その時に、奈良芸にいろいろ話しに来てください。

 

奈良芸の学内が静かな3月、一般教養の授業『文字文化論』の学生は奈良市にある『古梅園』に見学に行きました。

授業担当の土家先生のご好意で見学させていただくことができました。

お店に着くと社長さんが出迎えてくださり、挨拶と簡単な説明を聞いて早速見学です。

お天気にも恵まれ、社長さん自ら案内してくださいました♬

古梅園1--4分割

暖簾をくぐると長く続いた墨を運ぶ台車のレールが敷いてあります。

お店の奥に入るとお店の名前の由来になった梅の木があり、花が咲いていました🌸

古梅園2--4分割

油を燃やし、煤(すす)を取る部屋は真っ暗で、目が慣れるまで時間がかかります。部屋から出てくると白いマスクがほんのりグレーになっていました!

長いレールの敷かれた通路を進むと大きな紅花墨が見えます。

通称「おはな墨」。古梅園の5・6・7代目が墨を作るため並々ならぬ努力と苦労があったそうです。

古梅園3--4分割

そして、この日のメインイベント“にぎり墨!!”

作業場では職人さんが天秤で墨を量り、木型に入れておられました。その同じ墨を窓越しにもらいます。もらった学生は、ぎゅ〜っと握り自分の手の形の墨になります。

感触は、やわらかい、温かい、・・んん??不思議な感触です。数ヶ月後、自分の所に届くのが待ち遠しいです。

古梅園4--

型取った墨を木箱に入れ乾燥させる作業場、藁で吊るして乾燥させる部屋などいくつもの過程を経て作られる墨の行程は、すごいです!!

モノづくり、作品づくり、生み出すことへのエネルギーなど、奈良芸生に伝わることが多いと思います。

 

ながく受け継がれているものの良さに気付き、大切に守る事の難しさ、人材や材料の確保等たくさんの話しを聞けました。

だからこそ、大切に残っていってほしいと思いました。

 

ずっと案内してくださった社長さんは、学生達のふとした疑問にも耳を傾けて丁寧に応えてくださりました。冗談も交えての案内は、楽しくて本当に充実した時間を過ごせました。

ありがとうございました☆☆☆

 

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