美術科<2年制>
デザインコース / Design
卒業生インタビュー
待ち受け画面作成ゲーム機『待ちデコ』のデザインを担当
原田 祐子
デザインコース
- 現在の仕事は?
- ケータイを開けるたびにキラキラ、カワイく動く画面っておしゃれですよね。私は、その待ち受け画作成のためのパーツやテンプレートなど素材をデザインしています。2007年にアミューズメント機器の開発メーカー、(株)アイ・エム・エスに入社しました。会社の主力製品はプリクラ機ですが、私は入社早々新人でありながら、今まで世に無かった「ケータイのFlash待ち受け画面を作るゲーム機『待ちデコ』」の新規プロジェクトに抜擢されました。「Flash(動画ソフト)」が使えるということと、デザインの基礎を学んできたということで選ばれたのです。
- 女子高生から「スゴ~イ!」「カワイイッ!」
- 私が企画、デザインしたモノが街に出て、女の子に「スゴ~イ! カワイイッ!」って言ってもらえるのがこの仕事のやりがいですね。その瞬間のために女の子がカッコイイ、オシャレ、楽しい、キュートと思うモノ、キラキラ☆LOVE☆ハート☆ピンク☆姫☆動物・・いろいろなキャラや素材を提案します。『待ちデコ』は新しい商品です。みんなに知ってもらうために繁華街のゲームセンターで、アンケート調査やデモンストレーションもやります。たまに興味ない人には無視されて凹むこともありますが(笑)。忙しいけれど、好きなことを仕事に出来ているので楽しいです。
- 学生時代
- 一番の思い出は谷口先生の授業、課題はいつも再提出。在学中は鬼のように厳しい先生だと思っていたんですが、今思うと私のいいところをもっと引き出そうと指導されていたんですね。あえて嫌われ役になっているけど実はとてもいい先生です。谷口先生は今、神様に見えます(笑)。専攻科で学んだ「Flash」、現在の仕事にとても役立っています。仕事でわからないところがあれば今でもブラッキー(中島隆章)先生に聞いています。
とにかく学生時代4年間はよく遊びました(笑)。 - デザインを学ぶってカッコいい!?
- 絵を描くのは子供の頃から好きでした。出身が長野県なので大学進学の目標を、東京の美大に置き、デッサンに力を入れて勉強していました。そんな時、高校の先生から奈良芸を勧められて受験、合格しました。絵画系も好きだったからどのコースへ行くのか迷ったのですが、デザインってなんとなくかっこいいイメージがあって、それでデザインの世界に飛び込んだんです。キャンパス周辺の環境も大都会の東京より、奈良芸の方が私に合っていたのかも知れません。
- 夢は?
- 私って外見は社交的に見えるのですが、実はモクモクと作業するほうが好きなんです。
オフの日は、市場調査やCDジャケットのようなグラフィック、友達のホームページをつくったりしています。つくることからは離れたくありません。学んだスキルを活かしてデザイナーとして常に向上心をもって仕事に臨んでいきたいですね。