美術科<2年制>

デザインコース / Design

在学生インタビュー

コンセプトや企画をしっかり立てる。そしてワクワクするモノをつくりたい。

藤原 春美

デザインコース

専攻科は自分で充実させる
美術系の高校ではなくて普通科高校でした。進学しようと思ったきっかけは、教育実習に来られた美術の先生の影響です。デザイン分野の学問があるんだということ、それに子供のころから絵を描くのが好きだったということもあって進学を美術系にしようと考えました。いろんな大学のオープンキャンパスに参加したのですが、奈良芸は少人数制で基礎からしっかり学べるということで入学しました。美術科2年間は密度の濃いカリキュラムであっという間でした。それで、もっと作品をつくりたいと思いが強くなって専攻科に進みました。専攻科は美術科よりさらに少人数制です。マンツーマン指導なので自分次第で知識や技術をどんどん吸収できるし、表現の幅を広げることができます。他の美大に行っている高校時代の友人より多くのことを学んでいると実感できました。奈良芸の充実した毎日を過ごせて大満足です。
『子供が楽しくアルファベットを覚える』がコンセプト
デザインは対象者にメッセージを効果的に伝える手段だと思います。ただ好きにつくっていればいいのじゃなくて、相手の気持ちを考え、コンセプトや企画意図をしっかり持たないとだめですよね。私は子供が好きなのでターゲットを子供にして、積み木の知育玩具をつくりました。コンセプトは『アルファベットを楽しく覚える』です。学んだタイポグラフィの知識を生かし、ワクワクしたモノをつくりたいと企画しましたが、普段扱うことのない“木”で積み木をつくることに苦労しました。谷口先生、新海先生、クラフトデザインコースのウッドの先生にアドバイスを受け、最終のカタチになるまで何度も試作を重ねました。
“日本タイポグラフィ年鑑2012”学生部門で入選したことは大きな成果だったと思います。試行錯誤を重ねてつくった思い入れのある作品ですから。
将来はデザインの仕事に就きたいと思っていますが、公募展にも挑戦し自分の作品の評価もしてもらいたいですね。
後輩たちへ
大学生活で得られた一番は、良い友人関係を築けたことです。特に専攻科に進学してからは友人との距離も近くなっていろんなことを話せるようになり、私を成長させてくれました。少人数クラスの奈良芸は、先生や友人と密度の濃い時間を過ごせます。感性や技術的なことはもちろん、モノの見方や考え方など表現世界を広げてくれました。
メリハリをつける
デザインは世の中のことを広く知らないとできないので、勉強も大事ですが遊びも大事だと思います。だらだらとした日々を過ごさないでメリハリをつける。楽しいことや興味を持ったことはやる。そんないろんな経験がきっと役に立つと思います。(大阪府出身)

BACK TOP