美術科<2年制>

陶芸コース / Ceramic Art

在学生インタビュー

廃墟、路地、都会の片隅…風景の断片を『陶』で表現

西川 瑠美

陶芸コース

陶芸は自由自在に変化させられる面白さが魅力
美術科の高校でいろいろやって『陶』が一番自分の世界を表現できると思ったんです。『土』は面白い素材で柔らかくも硬くも表情が出せるし、平面でも立体でも自由に表現できるのが気に入っています。それに「焼いてみないとわからない」「思い通りにならない」ってことも魅力ですね。もちろん『炎』を自在にあやつって上手くコントロールできれば、もっと楽しいと思いますが。
美術を志したのは、子供のころから絵を描くことが好きだったからです。美術科の高校に進学し、高校2年生から陶芸を始めました。イラストや金工もやったのですが高校の卒業制作は陶芸を選びました。それでもっと本格的に陶芸をやりたいと進学を考え、学生の作品が魅力的で、学費が安いのも気に入って「奈良芸ならやれる」と入学しました。
窯出しはいつもヒヤヒヤ
モチーフは、きれいな美しいモノというより、街を歩いていて目にする廃墟や路地の一角からイメージすることが多いですね。路地の片隅に浮遊する人間の痕跡、昼と夜、光りと影を『陶』で表現したいと取り組んでいます。
作品の表面には人の「手」とか「足跡」とか描いて装飾を施しています。カタチと装飾、どちらも面白いのですが、難しいのが『焼成』です。どんな色になっているのか、カタチが崩れていないか窯出しはいつもヒヤヒヤです。
楽しかったこと
最初1年間寮生活をしたのですが、他コースの学生たちとも、つながりができて楽しかったですね。友達が増えたのは寮のおかげです。あと、陶芸コースでは「土はこび」「土踏み」「窯詰め」「窯出し」とコース生全員で取り組む作業が多いんです。皆で力を合わせてやると、すごい達成感があって楽しいです。
陶芸教室に就職内定
全国展開している陶芸教室に就職することが決まりました。働きながら、休みの日には自分の作品もつくりたいと思っています。夢は自分のブランドでお店を持つことです。(大阪府出身)

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