美術科<2年制>

クラフトデザインコース / Craft Design

在学生インタビュー

小物ショップで商品の企画・販売をしてみたい、なんて夢を持っています

栃尾 昌子

クラフトデザインコース

モノづくりが大好き
小学生の頃から図画工作が大好きでした。特に工作、モノをつくるのが面白くて。それで高校も美術科のある高校へ進学しました。高校の美術の授業では平面と立体をしましたが、やはり立体の方に興味が湧いて、迷うことなく奈良芸のクラフトデザインに入学しました。もう工芸一直線ですね。専攻メディアはジュエリーとテキスタイルです。
このコースの魅力は、自分の身の回りのモノがつくれることです。ジュエリーは結構身につけているので、友だちに羨ましがられます。ペンダントを友だちにあげたらすごく喜んでもらえました。来年の母の誕生日にはリングをプレゼントしようと思っています。本当は今年の誕生日にと思っていたのですが出来なかった(笑)。
テキスタイルメディアでは、オブジェもつくりましたが最近は身の回りのモノをつくっています。カーペットやカーテン、暖簾をつくって自宅で使っています。好評ですよ。やはり使えるモノがいいかなぁと思って。身の回りのモノの中にオリジナルのアート表現を目指しています。
制作でこころがけていること
第一は自分が気に入るデザインです。たとえばテキスタイルで織りをしていますが、根気のいる作業で1日10cmくらいしか進みません。気に入らないデザインだったら途中で投げ出したくなりますが、好きなモノだったらほんのちょっとずつしか進まなくても織るのが苦にならないし、どんどん作品になっていくのが楽しい。
ジュエリーとテキスタイル、硬い素材と柔らかい素材、無機質と有機質、全然違う素材だけどどっちも好きですね。2つのメディアを専攻することで表現領域の広がるのはいいですね。今は進級課題の制作です。ジュエリーでは、シルバーのペンダントを作っています。テーマは『スカル(髑髏)』ゴツゴツした男っぽいインパクトのあるデザインが好きでそういうのを作っています。
テキスタイルは、織りでラグとクッションを制作しています。糸を染め織ります。『トランプ』をテーマに全部で16点つくります。毎日、制作ですごく忙しいけど充実しています。私は追い込まれないと出来ないタイプなので、課題提出が近づくと手いっぱいの状態で大変です。でもこうして大学の工房で手を動かして作品づくりをしている時がたまらなく好きです。朝早くから夕方遅くまで残って制作、自宅でも作品の糸の後始末などやっています。もう生活すべてが作品づくりに打ち込んでいるという感じです。
大学祭は最高
同じ大学でも他コースになると普段なかなか分かりませんが、大学祭では全学生の作品が展示されるので、友だちがどんな作品をつくっているのか見られます。同期の友人が上達していてびっくりしたりもします。刺激を受けますね。教授展もあって普段見られない先生方の作品をみることもできて、まるでキャンパス全体がアートステージ。それに卒業した友人たちも大学に来て、皆でワイワイガヤガヤ、模擬店やワークショップ、ライブ、とにかく学生生活で一番はじける時、最高です。
未来を夢見て
卒業後は工房で働いてクラフトをつくるとか、小物ショップで商品の企画・販売をしてみたい、なんて夢を持っています。そのためにも、今は課題の作品を一個ずつ作り上げて着実に力をつけたいと思っています。どこまでモチベーションを上げられるか挑戦です。(奈良県出身)

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