美術科<2年制>

デザインコース / Design

卒業生インタビュー

発想力を磨くために仕事もあそびも本気!人生そのものが豊かになりました。

小村 遙奈

デザインコース

この仕事の魅力・やりがい
私が勤める会社はとてもユニークで、印刷事業を核にして、化粧品を入れる箱などの商業パッケージデザインや、花材カタログの通販のほか、自社で企画考案したパーティグッズなどのオリジナル商品の製造・販売も行っています。特にオリジナル商品については、「デザインのチカラで、何か面白い商品ができないか」と常にアイデアの種を探し続ける必要があります。私はデザイナーになって仕事だけではなく、“本気で遊ぶ”ようになりました。山に登ってキャンプしたり、街へショッピングに出かけても「面白いことが、どこかにころがっていないか」アンテナを張り巡らしています。仕事を通して、生活や人生そのものが豊かになったような気がします。
わたしの学生時代
クラスの仲間7人で、フラッグアートのコンペ(幅2メートルもある大きな旗でデザイン力を競う大会でした!)に挑戦。世界的にも有名なイラストレータが審査員を務める大会で、賞をもらったことが一番の思い出です。友だちと“喜び”を共有できたことが、なによりもうれしかった!また、デザイナーとして経験を積むほどに思い出すのは、谷口嘉彦教授がいつも私たちに言っていた「常に時代の流れを読み取りなさい」「発想するためには常に自由でいなさい」という言葉。学生の頃はピンとこなかったのですが、今は行き詰ったときに自分を励ます言葉として思い返しています。そんな言葉が記憶に残るように、何度も繰り返してくれた谷口先生に感謝です!
後輩への応援&アドバイス
デザイナーやイラストレータを目指す人は、好きなだけでなく、自分の力量にもそれなりに自信もあるのではないでしょうか。私もイラストが大好きで、かわいいタッチの絵には自信がありました。しかし、プロになれば、自分の得意分野だけでは仕事はできません。新人の頃、ホラー調の“怖い絵”の依頼があり、頭を抱えながら仕事をしたことを思い出します。しかし、こうした難しい仕事がデザイナーやイラストレータを成長させるのです。憧れの仕事を目指す過程で、みなさんはたくさんの困難に遭遇するでしょうが、それは“正しい道のり”だと信じて頑張ってください。

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