美術科<2年制>

クラフトデザインコース/ Craft Design

大森雄二

夢を与えるジュエリーを制作したい

大森 雄二さん

クラフトデザインコース
1991年美術科卒業

「表情を見てください。笑っているのですよ」とモンキーのペンダントを見せてくれた。「小さくてわかりにくいのですが笑っているでしょう?これを身につけることで心のやすらぎを感じてほしいのです。このペンダントをペット感覚で身につけて欲しい」昨年12月に大阪梅田で個展「“Natural”My Images」を開催した大森雄二さんは本学クラフトデザインコースを1991年に卒業した。  

 奈良芸術短期大学卒業後、オーストラリアへ留学。バックパッカーで現地の大自然を楽しみ、その大自然をモチーフにした彫刻的スタイルのジュエリーを築く。帰国後は個展やグループ展を開催するなど創作活動を続けながら、ビーズ販売会社で企画・営業職を勤務。2000年には感性・技術をさらにレベルアップするため、ニューヨークのジュエリースクールへ留学した。再度ジュエリーについて復習し、アメリカと日本の発想力の差や感性の違いを実感する。「日本のジュエリーは精密で平面 的なデザインが多いのですが、アメリカは立体的でデザインもおおざっぱ。大きな隔たりがありますが、最近は日本も少しずつジュエリーデザインが変わりつつあります。僕は、日本とアメリカの両方の感性を持った立体感のあるジュエリー制作をしたいと思っています」と抱負を語る。  

2001年に帰国後“Jewelry Studio OH-FOREST!”を設立した。  

 「大学在学中は学生自治会の役員をしていてバレーボールやボーリングなど他コース生との交流の場を作る活動をしました。現在も当時の同級生仲間に、いろいろ助けてもらっています。奈良芸は小さな大学だったので皆とすぐ仲間になれたし、その仲間たちとの出会いが今の自分の支えにもなっています」  作品展で“星”のペンダントが展示されていた。立体的でかわいいデザインである。「このペンダントはお守りみたいに、星に自分の願いを込めて身につけて欲しい」展示されているジュエリーの一つ一つにメッセージがある。作品の発想や企画、表現方法にクラフトデザインコース主任の富松先生の教えが活かされている。  

“夢を与えるジュエリー、人の心に響くジュエリー”を制作し続けたいと意欲的に語る大森さん。独自のジュエリースタイルの展開と今後の活躍に期待したい。

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